ツーリズム

五感を刺激する サラワクの音、食、衣装

オラン・ウルの女性は美しいビーズ細工の作り手。

熱帯雨林のジャングルに一歩踏み込めば、サイレンのように鳴り響く虫の音や鳥の声、葉っぱを揺らしながら通り抜ける風の音、様々な生命が蠢いている音のバイブレーションに全身が包み込まれます。古くからこの地に住む人々は、動物たちと共存する術を身につけていました。鳥のように舞い、緻密に織られた美しい布の文様とサイチョウに守られる人々。森の素材で作られた伝統楽器は大地の音を奏でます。世界に誇る胡椒と交易で持ち込まれた多様なスパイスはこの地の食を豊かにし、様々な民族の味わい深い食文化は訪問者を驚かせます。それが、まだ知られていない魅惑に包まれたボルネオ島のサラワク。

DATA of Sarawak
サラワク州基本情報

人口: 約277万人(2017年)※
州都: クチン
面積: 124,451㎢ (マレーシア最大の州)
民族: 先住民族のイバン族の人口が約3割と 最も多く、中国系、マレー系と続く。 その他、オラン・ウル、ビダユ、メラナウ、 プナンなど、様々な民族が暮らす。
日本からのアクセス: 羽田/成田からクアラルンプールまで約7時間、 乗り継ぎ、クチン国際空港まで1時間50分
通貨: RM1=約28円(2018年5月現在)
(※マレーシア統計局データより)


WAU的SARAWAK

サラワクの取材で出会った人、景色、味。この味に、あの人に会うために、また旅をしよう。


[この記事はWAU No.16(2018年6月号)から転載しています。]

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