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世界が注目! マレーシアのツーリズム最新情報――Global Travel Meet 2025 レポート――

10月初旬、マレーシアのクアルンプールで開催された「Global Travel Meet 2025」。マレーシア観光産業を推進する国際イベントで、アジア、欧州、中東など世界中の旅行会社やメディアが集結。会場は活気にあふれ、旅先としてのマレーシアへの期待度の高さが感じられました。


オープニングでは、マレー系、中国系、インド系、先住民族の舞踊が披露され、マレーシアの多文化社会を華やかに表現
「大自然から都会のきらびやかさ、グルメから英語教育まで。様々な体験できるマレーシアにぜひいらしてください」と語ってくれたのは、マレーシア政府観光局日本統括局長のシェリーさん

◆ペナン州とサラワク州、注目のツーリズム

ペナンの夜を楽しもう!

イベント会場には、マレーシア各州のブースが並び、それぞれ今推したい旅情報を紹介。なかでも注目を集めていたのが、ペナン州のナイトツーリズです。

数千匹の蝶が舞う「Entopia by Penang Butterfly Farm(エントピア)」では、世界初の“生物蛍光ガーデン”が登場。テクノロジーを駆使して、自然界の驚くべき光の神秘を体験できる。19時からのナイトイベント(写真 Entopia by Penang Butterfly Farm)

また、海沿いに広がる新名所「Gurney Bay(ガーニーベイ) 」も話題に。約131エーカー(テニスコート2000面以上!)の広大な敷地に、飲食店などの露店が並び、夜までにぎわうスポットとして注目を集めているそうです。

サラワクで、美しい手工芸品に触れよう!

ボルネオ島北西部に位置するサラワク州は、多様な民族が暮らすエリア。主要民族は、イバン、ビダユ、メラナウ、マレー、チャイニーズで、それぞれの文化が多彩に息づいています。伝統クラフトである、織物、天然素材の雑貨やバッグ、カラフルなビーズ刺繍など、繊細な手仕事とセンスのいい色づかいが見事。

また、セミナー会場ではサラワクのジャングルで採取されたハリナシバチの蜂蜜「トリゴナハニー」の実食も。甘みと酸味のバランスがよく、疲れがスッとやわらぐおいしさでした。

針をもたない小さなハチから採取しためずらしい蜂蜜。栄養価が高く、アンチエイジングの効果があるといわれる

◆新しい旅のスタイル。学びと融合した「Edutourism(エデュツーリズム) 」

マレーシアでは、旅と学びを組み合わせた新しいツーリズム、Edutourismを2024年からスタート。

観光ビザのまま、短期教育プログラムに参加できる仕組みで、英語学習と文化体験を組み合わせるなど、様々なアレンジが可能。たとえば、2週間の英語留学に2週間の地方ホームステイのように、学びとツーリズムの両方が一度に体験できます。

というのもマレーシアは、英語の留学先として世界で人気の高い国で、教育プログラムが充実。また、どこに行っても英語がよく通じるので、現地の人とのコミュニケーションもラクチン。そんな環境でのエデュツーリズムは、若者の学びの旅として注目を集めています。

◆マレーシア航空の空の旅プランがお得!

マレーシア航空が提供する「Bonus Side Trip(ボーナス・サイド・トリップ) 」。このサービスは、マレーシア航空を利用し、クアラルンプール国際空港の乗り換えで他国に行く場合、マレーシア国内7ヵ所(ランカウイ、ペナン、ジョホールバル、コタバル、アロースター、クアンタン、クアラ・トレンガヌ)のうち1都市への往復航空券が無料に(税別)になるという、うれしい特典。マレーシアの新しい魅力を発見するチャンスです!

◆ガラディナーで感じたマレーシアらしさ

夜に行われたガラディナー(祝賀会)では、マレーシア料理がずらり。サテー、ルンダン、ロティチャナイ、ビリヤニ、チキンカレーといった全土で人気の代表料理から、ミールブスなどの郷土料理まで。デザートにはカラフルな菓子が並びました。

ステージプログラムで印象に残ったのは、テタレとロティチャナイの実演。

テタレとは、マレーシアの国民的なドリンク。淹れる際、2つのカップを使って移し替えるのが特徴で、その様子をパフォーマンスにアレンジ
ロティチャナイは、大阪万博でも人気を博したマレーシアの名物料理。生地を軽快に回し続ける技は圧巻!

最後は、ダンサーと一緒に輪になって踊り、大盛り上がり。美食と笑顔に包まれた夜でした。


◆次の旅はマレーシアへ

参加して感じたのは、マレーシアの旅のスタイルは、より多様で、より体験的になっている、ということ。たとえば、ペナンのナイトツーリズムのように地域の魅力をたっぷり楽しめる仕掛けや観光と学びが両方楽しめるプログラムなど、個々の目的に合わせた旅が可能に。マレーシア観光年の2026年に、ぜひ新しい旅のスタイルを体験してみてください。

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