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伝統楽器の代表「サペ」Sape[WAU No.16]

サラワクを象徴する「生命の木」の壁画。
サペを演奏するオラン・ウル族の男性。楽器はエレキ化された近代的なサペ。

伝統的に、サラワク内陸部に住む先住民族オラン・ウルの男性によって演奏されてきた弦楽器「サペ」。現在でも踊りの伴奏として演奏されますが、かつては、病気の治療を目的とした儀式や結婚式などで演奏され、村では大切な役割を担っていました。ジャングルの奥地から木を切り出して作られるサペでは、自然の音を反映した音楽が奏でられます。近年、若い演奏家による都会での演奏の機会も増え、弦が2弦から4弦以上になり、エレクトリック化されるなど楽器も変化してきました。現在は女性の演奏家も活躍しています。

サペの音色が印象的なバンド

2018年のレインフォレスト・ワールド・ミュージック・フェスティバルに参加予定のAt Adau(アト・アダウ)(写真左)やSada Borneo(サダ・ボルネオ)(写真右)は、サペなどの民族楽器とギターなどの西洋楽器を融合させ、新たなサウンドを生み出し、若者を中心に支持を得ている注目のバンドです。

サペの製作工程

一本の木から楽器のボディとネックを切り出し、裏側から内部をくり抜き、形が整ったら数週間から数ヶ月、外気にさらし木材を乾かします(写真左)。雨期は火の近くで乾かすことも。楽器の表面にサラワクの動植物などをモチーフにした模様を描き、弦を張り、小さな木片や竹でできたフレットを差し込みます。モダンな楽器にはピックアップなどを取り付け、エレキ化(写真右)。


サラワク・カルチュラル・ビレッジ
Sarawak Cultural Village

「生きた博物館」を謳うサラワク文化村では、サラワク州で暮らす主な7つの民族のロングハウスや高床式の伝統家屋を訪問する形で、各民族の生活様式、伝統工芸品を作る様子、伝統楽器の演奏などを楽しむことができます。民族音楽と舞踊を存分に楽しめるカルチュラルショーも必見。熱帯雨林の緑に囲まれた敷地内を歩くだけでも癒されます。

住所:Sarawak Cultural Village, Pantai Damai, Santubong, Kuching
開園:9:00~16:45、無休
料金:大人 RM60 子供 RM30
カルチュラルショー: 11:30~12:15、16:00~16:45
http://scv.com.my


[この記事はWAU No.16(2018年6月号)から転載しています。]

4 Comments

  • 亜々 2019-08-02

    こんにちは。
    以前からSAPEに興味がありマレーシアに出向いて購入を考えております。
    しかし、
    楽器に対する情報は多いのですが購入方法(取り扱いのエリア・大凡の値段)等が全く判りません。
    上記の場所[サペの製作工程]で購入可能でしたら
    詳細が知りたいです。[モダンな楽器にはピックアップなどを取り付け、エレキ化(写真右)]の値段も…
    宜しくお願い致します。

    • Hati Malaysia 2019-08-06

      亜々様

      こんにちは。コメントをいただき、ありがとうございます。お返事が遅くなり申し訳ありません。
      Sapeの購入をご検討中とのことですね。現地の知人などに購入方法について情報を確認してみますので、もう少々お時間をいただけますでしょうか。
      よろしくお願いいたします。

      • 亜々 2019-10-07

        こんにちは。
        ご返信を感謝致します。
        値段は
        6弦でRM449- ≒11500JPY
        4弦でRM399- ≒8700JPY っと情報を頂きました。

        ですが
        購入には色々とタイミングもある様ですね。
        1度 出向いてみようかっと思っております。

        • Hati Malaysia 2019-10-30

          亜々様

          情報が入手できたようでよかったです!
          こちらから有益な情報をご提供できずにすみません。

          現地で購入できることを願っております。

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