【ワウ11号の読みどころ】
多民族・多言語・多宗教のモザイク社会を表現するJo Kukathas
マレーシアの現代演劇を牽引する劇作家、演出家、俳優でもあるジョー・クカサス氏インタビューと東京公演『NADIRAH』について
映画・演劇×ごはん
マレーシア映画や演劇の食事のシーンをピックアップして、その中に登場する料理を紹介
Batik バティックの世界
マレーシア、インドネシア、インドなどで生産されている蝋染め生地「バティック」の魅力とその歴史について
新連載:文化をハックしたアート
マレーシアと日本との文化ハックから生まれるTANJCアートを紹介する新企画
入手できる場所の一覧:https://hatimalaysia.com/wau
PDF版ダウンロード:https://hatimalaysia.com/WAU/WAU_11.pdf (4MB)
【編集後記】
マレーシアの代表的な映画監督、故ヤスミン・アフマド監督は数多くのCMも手がけていました。その中で、私にとって最も印象的な役を演じていたのがジョー・クカサスさんでした。何度見ても胸に突き刺さる、たった3分間の映像はジョーさんの俳優としての存在感によるものです。今回、その彼女の舞台作品に携わり、直接インタビューできたことは、とても光栄なことでした。
上原 亜季
物語のなかで食事のシーンを描くことは、その人の生き方を表現すること。ある作家さんがそう言っていました。食を調査していると、ときに、人の心を動かす源のようなものに触れる瞬間があります。それは、民族の歴史だったり、お母さんの思い出の味だったり、暮らしをとりまく文化だったりします。その瞬間がおもしろくて、この活動はやめられません。食べることとは、生きることなんですね。
古川 音
2017年3月、「タレンタイム」が待望の劇場公開となります。日本で「マレーシア映画」と言えば名前の挙がる故ヤスミン・アフマド監督の遺作で、マレーシア人監督によるマレーシア映画が日本で商業公開されるのは、ホー・ユーハン監督の「レインドックス」以来。そのユーハン監督の新作「ミセスK」も、3月3日からの大阪アジアン映画祭でオープニング上映されるという、ミラクルな2017年!WAUでも注目していきますよ!
高塚 利恵