クアラルンプールの最新ラグジュアリーホテルから名店グルメまで。2026年のマレーシア観光年に向けて、マレーシアの今の魅力を紹介します。

01. 最新ホテルで、雲の上ステイを体験
02. 暮らすような旅! 映画館やカフェで過ごす
03. 人気レストランでマレーシア料理を満喫
04. カラフルな階段が圧巻のヒンドゥー寺院を訪問
05. チャイナタウンで絶品チキンライスを味わう
06. セントラルマーケットでショッピング
07. 行政都市のシンボル、ピンクモスクを訪問
08. マスコットキャラ、ウィラとマンジャを紹介
01. 最新ホテルで、雲の上ステイを体験

繁華街チャイナタウンからすぐの場所にある超高層ビル「Merdeka118 ムルデカ118」。その75~114階に誕生したのが「パークハイアット・クアラルンプール」です。
75階にあるロビーに着くと、目の前に広がるのは、まさに雲の上の景色! KLタワー、ツインタワー、ムルデカ・スタジアムなど、クアラルンプールを一望できるパノラマビューは、思わず息をのむ美しさ。

レストラン「パークラウンジ」(現在、予約のみ受付)では、アンガス牛のバーガーからローカルな伝統料理まで多彩な料理を提供。とくに、失われつつある郷土料理を洗練された感性で一皿に再構築したメニューが印象的でした。

マレーシア伝統のバティックや織物をモダンにデザイン。マレーシア人アーティストの作品が飾られるなど、ホテルのあちこちにマレーシアらしさが漂っています。(写真はすべてPark Hyatt Kuala Lumpur)
02. 暮らすような旅! 映画館やカフェで過ごす

Tun Razak Exchange駅直結のショッピングモール「The Exchange TRX(エクスチェンジTRX)」。
マレーシア初となる西武百貨店が入っているモールで、ショッピングからエンタメまで楽しめる複合施設です。ここで注目したいのが、映画館とカフェの空間体験です。
「Aurum Theatre(オーラムシアター)」は、ラグジュアリーな映画館。リクライニングシートでの鑑賞や座席での食事オーダーが可能。映画を見ながらゆったり贅沢な時間が過ごせます。

「Bacha Coffee(バシャコーヒー)」は、モロッコの老舗珈琲ブランド。金とオレンジを基調とした空間が華やかで、オリジナルブレンドからフレーバーまでさまざまな味を楽しめます。

03. 人気レストランでマレーシア料理を満喫

3年連続でミシュラン・ビブグルマン受賞のレストラン「Limapulo リマプロ」。
多彩な食材とスパイス仕上げる、香り高いニョニャ料理を提供。ニョニャ料理とは、マレー半島と中国の食文化が融合してうまれたマレーシア発祥の料理です。



複合施設「The Row」内にあるので、食事を楽しんだら、おみやげ探しもぜひ。
04. カラフルな階段が圧巻のヒンドゥー寺院を訪問

クアラルンプール郊外にあるバトゥ洞窟は、ヒンドゥー教の聖地として信者が集まる場所。272段もある急な階段を上ると、光が差しこむ巨大な洞窟があり、ヒンドゥー寺院が現れます。

取材日はあいにくの雨。傘を差しながら、滑らないように一段ずつ慎重に上る緊張感はなかなかのもの。ようやく頂上にたどり着いたときは、日ごろの運動不足がたたったのか、足の筋肉痛がちらほら。目の前で、裸足で上っていたサリー姿の女性もホッとした表情です。

カラフルな階段が写真映えスポットとしても人気。圧巻の規模感も旅の記憶に刻まれること、間違いなしです。
05. チャイナタウンで絶品チキンライスを味わう

チャイナタウンにある「ナムヒョン」は、地元で評判のチキンライス専門店。ビブグルマンにも選ばれた名店です。
マレーシアのチキンライスは、ゆで鶏と、そのゆで汁で炊いた香り高いご飯のコンビ。チリやショウガのソースが味の決め手で、鶏スープをご飯にかけてさらっとお茶漬け風にしてもよし。
取材日は5人で訪れたので、1羽丸ごとを注文。もも肉、むね肉、手羽など部位ごとのおいしさを存分に味わいました。


入口に吊るされた丸鶏が目印。いつもにぎわっているチャイナタウンの名店です。
06. セントラルマーケットでショッピング

クアラルンプールでおみやげを探すなら「Central Market (セントラルマーケット)」は外せません。手工芸品、雑貨、スパグッズ、衣類、バティック生地、菓子に調味料まで、マレーシアらしいアイテムが一堂にそろいます。

この建物は、1888年に生鮮市場として建てられたのが始まり。以来、チャイナタウンで人が集う場所として愛されています。
バティック体験や似顔絵コーナー、フットマッサージ、レストランもあるので、ゆっくり時間をかけて過ごすのもおすすめです。
07. 行政都市のシンボル、ピンクモスクを訪問

クアラルンプールから南へ約25キロ。行政都市としての役割をもつプトラジャヤには、国会や首相官邸など建築群が並びます。
その中で、ひときわ目を引くのが、ピンクモスクの名で知られるプトラモスク。2年の歳月をかけて建設され、総工費は約2億5000万リンギット(約65億円)という壮麗なイスラム寺院です。

お祈りの時間以外は無料で見学が可能で、女性はフード付きのガウンを着用して中へ。建物内部は広く、空気がこもらないよう設計されており、さしこむ光の美しさに魅了されました。

08. マスコットキャラ、ウィラとマンジャを紹介

マレーシア観光年2026のマスコットキャラクターは、マレーグマをモデルにした Wira(ウィラ)と Manja(マンジャ)。名前のウィラ(男の子)は英雄、マンジャ(女の子)は甘えん坊という意味。マレーグマは、マレーシアのボルネオ島に生息する野生生物で絶滅危惧種に認定されています。
2026年の観光年にあせて、キャンペーンやイベントが目白押し! 詳しくはマレーシア政府観光局のサイトをチェックしてください。マレーシアの新しい魅力に出会う旅、さぁ、今こそです!