マレーシアに関する情報を伝えるコーナー。 日本とマレーシアで話題になっている出来事やイベントなどを WAU編集部がカルチャーな視点でピックアップ！
日本で活躍するマレーシア人に注目
やわらかな曲線で空想の自然を表現する陶芸家
「新宿伊勢丹」「阪急うめだ」など百貨店で毎年開催されている陶芸展。ここで、最近注目を集めているマレーシア人の陶芸家がいます。葉明慧（Yap Min Hui）さん。織部焼の産地、多治見市にある陶磁器意匠研究所で学び、窯元での修行を経て独立。葉さんの作品は、手びねりで成形することでうまれるやわらかな曲線が特徴。そして、やさしい色合いの作品に描かれているのは、現実には存在しない空想のなかの自然です。素焼きした土台に化粧土を薄く塗り重ね、表面に繊細な凹凸をつけることで、花びらや葉脈がおりなす生命の神秘をみずみずしく表現しています。湯飲み、茶碗、花瓶、ブローチ、小物入れなど作品の種類は豊富。どれも一点もので、唯一無二の世界観に魅了されます。
作品の制作工程は、成形後に素焼きし、化粧土で表面に凸凹をつけてから着色。次に筆で線描き、釉薬をかけて本焼。さらに作品によっては、金銀彩をして再度焼成など、たいへん手間のかかった作品が多い
葉明慧 @minhui_yap_
阪急うめだ（大阪）、ガレリア織部（岐阜）で不定期販売
個展情報はインスタグラムで発信中
高級ブランド「猫山王」「D24」が日本でも！
冷凍ドリアンのネット販売が人気
果物の王様ドリアン。産地のマレーシアでは、旬の時期にスーパーや市場などに並びますが、日本では通販サイトで年中入手できることをご存じですか。ドリアン販売業者「K.U.S.A.I.」では、マレーシア産の高級ドリアン「猫山王（マオサンオウ）」と「D24」を販売。房ごとの小分けパック、種を取り除いたピューレ状の2種の商品があり、どちらも冷凍品。というのも、本来ドリアンは木から自然に落ちたときの完熟状態がいちばん美味で、早期に収穫して輸送するより、完熟ドリアンを冷凍した方が味がよいのです。「K.U.S.A.I」では、落下後6時間以内に瞬間冷凍し、鮮度もキープ。旬のおいしさをそのまま味わえる冷凍ドリアン、食べてみれば納得の品質です。
K.U.S.A.I. Web：https://www.durianjapan.com/
甘酸っぱくてサラサラの新食感！
栄養価の高いハリナシバチの蜂蜜
針をもたない蜂、その名もハリナシバチ（マレー語はKelulut）。小さな風船がくっつきあったような独特の形の巣は、なんと丸ごとプロポリス。ポリフェノールが豊富で抗菌性に優れています。「蜜林堂」では、マレーシアとインドネシアで採取された4種類のハチミツを販売。とくに人気はボルネオ島サラワク州の「アカシア・マンギウム」で、一般的な花の蜜ではなく、葉の付け根からでる甘い蜜を集めたもの。収穫量は、一般的なハチミツが年間50キロ程度に対し、たったの7～8キロと希少。そのため、現地では高級な健康食品として珍重されていて、体調が優れない人への見舞品としても人気なのだとか。また、とろみが少なく、さっぱり甘酸っぱい味も特徴的です。
蜜林堂 Web：http://mitsurindo.com/
ネットショップ：https://baruneo.thebase.in/
