マレーシアに関する情報を伝えるコーナー。
日本とマレーシアで話題になっている出来事やイベントなどをWAU編集部がカルチャーな視点でピックアップ！
先住民としての誇り、伝統、希望
みんぱくにて特別展 「先住民の宝」開催
マレーシアの先住民オラン・アスリは、人口約20万人の少数民族で、18のグループに分かれています。世界各地の先住民の「宝」をテーマにした特別展にて、スランゴール州のカレイ島に暮らす先住民、マー・ムリ（Mah Meri）の「宝」として、仮面と彫刻が紹介されます。伝統的には狩猟採集や焼畑移動耕作が中心でしたが、現在はゴムやアブラヤシのプランテーションで働く人も多いほか、公務員や教師など、働き方は多様です。しかし、現代生活の中でも、豊かな自然環境や生活用具、祭りや儀礼、伝統芸能を重んじ、家族や親族、祖先や精霊との繋がりを大切にする民族の誇りも「宝」である、と本展を担当した国立民族学博物館の信田敏宏教授。本展では、展示品のほか、先住民の伝統や、多様な生活の様子も貴重な写真パネルで見ることができるので、この機会にぜひ。
【主催】国立民族学博物館（みんぱく）
【会場】国立民族学博物館 特別展示館
【会期】2020年10月1日 （木）～12月15日 （火）水曜休館
KLっ子が発信するYouTube 「Jam×World」
最新のローカル流 “遊び方”が満載
日本語が堪能なマレーシア人、ジャムさんが配信するYouTubeが話題に！ バトゥ洞窟やスカイミラーなどのフォトジェニックスポットから、シェアリング・スクーター「Beam」の乗り方、旅で使えるマレー語紹介まで。大学で観光マネジメントを学び、卒業後は日本のマレーシア政府観光局で勤務していたジャムさんだからこそできる簡潔でわかりやすい説明。また、歴史的背景や文化事情もしっかりおさえた内容になっているので、知識も深まります。今後は「新しい旅の提案をしたい。最近ローカルの間で人気なのは、自然を満喫できるグランピングなんです」とジャムさん。プロのカメラマンによる美しい映像にも注目で、ジャムさんと一緒にマレーシア旅気分も味わえます。
【jam x world】YouTubeチャンネル
名前のジャムとは「Japan and Malaysia」の頭文字。長年暮らしていた日本と母国マレーシアの2つの国をつなぎたい、という願いがこめられている
あの名店の味が、 東京・下北沢に！自家製麺のドライ・チリパンミー専門店
クアラルンプールで創業35年の歴史をもつ店「キンキン Kin Kin」の名物麺「ドライ・チリパンミー」が、日本でも食べられるようになりました！ 「旅好きのオーナーがキンキンの味に惚れ、国産素材にこだわった当店ならではのチリパンミーを1年半かけて開発したんです」とは、「圧延・ジャパンミー」店主の小西さん。とくに力を入れたのは、店内で製麺する国産小麦粉100%の自家製麺。もっちりしたコシに、つるっとしたのど越しが特徴で、手もみ麺、ちぎり麺などを好みで選択可。そして、具に豚そぼろ、温泉卵、揚げたジャコに、卓上のドライチリを加えてじぶん好みの辛さにするスタイルは、まさに「キンキン」流。現在は早朝5時から営業しているので、“朝麺活”をおすすめ。
圧延・ジャパンミー
【住所】東京都世田谷区北沢2丁目12−2 サウスウェーブ下北沢 1A
【営業時間】5:00～15:00、17:00〜22:00 ※最新の営業時間はWebで確認を
※テイクアウト（要予約）もあり
気軽に参加できます
マレーシア文化講座、旅をオンラインで
日本全国、マレーシア、世界中どこにいても参加できるのが、オンライン講座の魅力。Webカメラで職人や料理人の手元をアップで映し、より深く学ぶことができるメリットもあります。また、距離に関係なく、専門家の話を直接聞くことも可能。この利点をいかし、Hati Malaysiaでは、9月よりオンライン・イベントを続々開催。9月9日（水）は、WAUオンライン・シェア会（参加無料）。9月16、23、30日（水）はマレー語講座。10月からは隔週水曜日に文化講座（卒業旅行付き！）をスタート（※）。また編集部の音が主宰する「マレーシアごはんの会」では、毎月の「マレーシア屋台祭り」、恒例の「ごはんツアー」もオンラインで開催予定。画面越しですが、一緒にマレーシアの文化に触れましょう！
Hati Malaysia https://hatimalaysia.com/wp
マレーシアごはんの会 https://malaysianfood.org
