皆さまのご支援のおかげで、本日9月1日、マレーシア文化通信『WAU』リニューアル第13号を発刊しました!日本とマレーシアの外交関係樹立60周年を記念し、下記の内容でお届けしております。
- 日馬外交関係樹立60周年記念企画
データでひもとく日馬友好の歴史 - 音楽:芸能とともに発展してきたマレーシアの音楽
- 映画:多彩なマレーシアの映画
- ごはん:4つのポイントでひもとくマレーシアのごはん
- マレーシアの著名人より祝賀メッセージ
- 駐日マレーシア大使からWAU記念号への特別寄稿
- サバ州のアート集団「パンロック・スラップ」記念木版画作品
- 日本とマレーシアをカルチャーで結ぶ
日本文化・体験型展示イベントinクアラルンプール
上記各記事は本紙と同じ内容を転載しております。
紙媒体を入手できる場所(国内外):https://hatimalaysia.com/wau
PDF版ダウンロード:https://hatimalaysia.com/WAU/WAU_13.pdf (9MB)
【Editor’s Note】
バイオリンがマレーシア芸能への扉に
幼い頃から漠然と「郷土芸能」に関わる仕事がしたいと思っていましたが、まさか、マレーシアの芸能に魅せられ、その魅力を日本のみなさんにお伝えする仕事をすることになるとは、自分でも驚きです。そして不思議なことに、マレーシア芸能への入口を開いてくれたのは子供の頃から習っていたバイオリンでした。マレー民謡の演奏にバイオリンで参加し、その魅力の虜になったのです。マレーシアの多様な芸能や音楽、楽器のクローズアップなど、これからもWAUを通してひも解いていきます。
ーー上原 亜季
異文化に触れる映画体験を
7年前、映画撮影のために、初めてのマレーシアでいきなり1ヶ月を過ごしました。色彩かな街、日本の夜祭りのような屋台街、人々のおおらかさ。私はマレーシアに魅せられました。そして、どこの国も変わらない映画人たちの熱意。彼らの作品をせっかくだから日本のみなさんにもご紹介できたら…という軽い気持ちで始めたWAUもあっと言う間に三年。マレーシアの映像技術の進歩も目を見張るものがあります。これからもニッチなマレーシアの作品をご紹介していきたいと思います。
高塚 利恵
現代に生きる伝統を追いかけたい
マレーシアから帰国して8年。マレーシアの魅力を伝えたいと、あれもこれもと色々挑戦した日々でした。おかげで多くの仲間に出会い、WAUは三周年を迎えることができました。私が伝えたいのは、マレーシアの日常に生きる伝統です。大事にされている伝統文化や昔ながらの味には、現代を生きる私たちにも必要なヒントがあると思うのです。その第一弾としてマレーシアの伝統食『ナシレマッ』についてまとめた本を出版します。インタビューからレシピまで様々な角度からナシレマッを紹介。ご覧ください。
記憶の触媒になる読み物
日本で生まれ育って6才になろうとする娘は、マレーシアマンガ家ラットの作品『タウンボーイ』を愛読しています。いっしょに帰省したときにみた町並みや伝統行事から、屋台の匂いまで記憶が蘇るそうです。日本語訳があるおかげで、私の中にある故郷の原風景を、娘も妻(日本人)も共有できたのがうれしい。マレーシアがより身近に、より恋しくなる「触媒」のような読み物に、WAUもなれたらいいなと願っています。
TAN JC