マレーシアと日本の本の文化交流イベント
情報規制の厳しいマレーシアで、規制にとらわれずに面白いと思った本を公共の場でシェアする「ブク・ジャラナン(Buku Jalanan)」という活動。発起人はマレーシア人のジクリ・ラーマン(Zikri Rahman)氏。そのコンセプトは世界に広がり、現在すでに90以上の国や地域でさかんに活動が行われています。この春、京都市上京区のBAZAAR Cafe(バザールカフェ)に、マレーシアの面白い本と一緒にジクリ氏がやってきます。本を通して人との交流を楽しむ日本の文化「ひと箱古本市」とのコラボイベントで、当日は、京都で本文化を広める活動をしている団体とのトークイベントも予定。規制の強い国で出版社も経営する氏の出版への思いや、本を通したコミュニティー作りなど、ジクリ氏の経験談は、本好きだけではなく、多くの人の心に響くはず。また、会場では落語やビブリオバトルなどの日本文化も楽しめるほか、この日限りの限定グルメも味わえるとか。本を通した異文化交流を満喫してみませんか。
ブク・ジャラナンby ジクリ・ラーマン×ひと箱古本市
日時:2018年5月12日(土) 10:30—17:15
会場:BAZAAR Cafe
ジクリ・ラーマン含め、ジョン・ササキ、クララ・ヴェニス、武谷大介、東野雄樹など各国から招聘されたアーティストの作品もANEWAL Galleryや現代美術製作所など上京区内各所にて発表予定。4月下旬〜5月上旬。詳細はANEWAL GalleryのHPにて随時公開。
[この記事はWAU No.15(2018年3月号)から転載しています。]