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没後10周年記念ヤスミン・アフマド特集上映【ゲスト来日情報!】

没後10周年記念ヤスミン・アフマド特集上映 来日ゲストとの交流も!

 マレーシアを代表する映画監督、ヤスミン・アフマド監督の急逝から早10年。監督は、マレーシアの多民族・多言語社会を家族、恋愛、宗教などをテーマに、ユーモアを交えながら、ときにリアルなマレーシア社会に少し理想も盛り込んだ独自の世界観を描きました。マレーシアのローカルな話でありながら、世界に通じる普遍性を帯びた作品は、国、人種、宗教、あらゆる境界を越えて共感を呼びます。このたび、貴重な全長編作品が一挙上映。マレーシア映画界に大きな影響を残したヤスミン監督の映画は、音楽も素晴らしいので、ぜひこの機会に映画館でご覧ください。

特別ゲストに、ヤスミン監督の大切なミューズ、女優シャリファ・アマニさんと、『タレンタイム』などで楽曲を提供しているピート・テオさんが来日します。そして、なんと今回は、シャリファ・アマニさんが4姉妹全員揃っての来日となります。ファンとの交流イベントなどもありますので、ぜひご参加ください!

日程:2019年7月20日 (土)〜8月23日 (金)
会場:シアター・イメージフォーラム(渋谷区)
上映作品:『ラブン』『細い目』『グブラ』『ムクシン』『ムアラフ-改心』
『タレンタイム〜優しい歌』
公式サイト: http://moviola.jp/yasmin10years

 

■特別上映作品 ピート・テオが製作し、ヤスミン監督も参加したオムニバス長編『15マレーシア』とミュージックビデオ短編2作を上映するプログラム。

15マレーシア  15 Malaysia
2009|カラー|80分|監督:ヤスミン・アフマド、ホー・ユーハン、ジェームス・リー他|製作:ピート・テオ
ピート・テオが企画したマレーシアの監督15人によるオムニバス作品。マレーシア社会の多様性をすくい取っている。この中の短編「チョコレート」がヤスミン・アフマドの遺作となった。

【同時上映】ピート・テオ制作作品
Here in My Home [Music video]
2008|4分|監督:ヤスミン・アフマド、ホー・ユーハン|プロジェクト・プロデューサー、作曲:ピート・テオ
I Go [Music video]
2008|4分|監督:カマル・サブラン|製作、作曲、出演:ピート・テオ
提供:ピート・テオ 協力: 東京国際映画祭プログラミンググループ

 

■来日ゲスト参加イベント(7/20、21、22上映後に登壇、7/20ファンとの交流会、7/21スペシャルトーク)

① 7/20(土)18:00-20:00 パーティーイベント(ゲスト全員): [会場] マレーシアンクイジーン(渋谷)
*本イベントのみ要予約 予約は右記まで⇒  info@moviola.jp 

② 7/21(日)18:45-20:30 スペシャルトークセッション(ゲスト全員):[会場] シアター・イメージフォーラム

舞台挨拶(約 15 分)
7/20(土) 11:00『ラブン』上映後(ゲスト全員) 
    13:15『細い目』上映後(シャリファ・アマニ) 『グブラ』上映後(シャリファ・アマニ+ピート・テオ) 
                18:45『ムクシン』上映後(シャリファ4姉妹)
7/21(日) 11:00 『ムアラフ』上映後(シャリファ・アマニ+シャリファ・アリシャ)
                13:15『タレンタイム』上映後(シャリファ・アマニ+ピ ート・テオ)
                15:45『15 マレーシア』上映後(シャリファ・アマニ+ピート・テオ)|
7/22(月) 11:00『細い目』上映後(シャリファ4姉妹)

 

シャリファ4姉妹全員で来日!

今回、シャリファ・アマニさんは、 4 姉妹全員での来日です。全員がヤスミン監督作品に出演しています。

長女=シャリファ・アリヤ (『ムクシン』母イノム役)
次女=シャリファ・アマニ (『細い目』『グブラ』オーキッド、『ムアラフ』ロハニ*『ムクシン』には特別出演)
三女=シャリファ・アリシャ (『ムアラフ』ロハナ)
四女=シャリファ・アリアナ (『ムクシン』オーキッド)

 

シャリファ・アマニ(『細い目』『グブラ』『ムクシン』『ムアラフ』女優)

映画、舞台で活躍。特にヤスミン・アフマド監督作品で知られており、『細い目』、『グブラ』、『ムクシン』、『ムアラフ―改心』の4作品に出演し、ヤスミン作品に欠かせない存在となる。『タレンタイム〜優しい歌』では、サード助監督も務めた。日本との結びつきも深く、細井尊人監督『クアラルンプールの夜明け』や国際交流基金アジアセンター×東京国際映画祭共同製作のオムニバス映画『アジア三面鏡2016:リフレクションズ』では行定勲監督の「鳩 Pigeon」に出演し、津川雅彦、永瀬正敏と共演。2018年には、日本で公演した日本・マレーシア・インドネシア共同制作の舞台「ビューティフル・ウォーター」にも出演。自らも短編映画を監督するなど、多彩な活躍を続けている。

シャリファ・アマニさんは、WAU19号にてインタビューをしております。ぜひご覧ください!

 

 

ピート・テオ(『グブラ』楽曲、『タレンタイム』楽曲&音楽)

シンガーソングライター、映画音楽家、俳優、映画プロデューサーとして活躍するマレーシアを代表するマルチ・アーティスト。ヤスミン・アフマド監督との仕事は、2004年に始まり、『グブラ』に主題歌「Who for you?」を提供。『タレンタイム〜優しい歌』では「I Go」「Angel」「Just One Boy」を映画のために書き下ろした。ヤスミンとは長編映画だけでなくミュージックビデオやCMでも一緒に仕事をしている。ヤスミン以外にもマレーシア新潮流の監督たちと交流が深く、マレーシア映画界を牽引する重要な人物でもある。2017年には押井守監督のアニメ映画『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』のハリウッド実写版『ゴースト・イン・ザ・シェル』に俳優として出演。

 

《ピート・テオさんよりメッセージ》

2007年、僕が映画『たそがれ清兵衛』に恋したとき、ヤスミン・アフマドはもう何年も前から「寅さんシリーズ」のファンで、僕たちは山田洋次監督についてよく話しました。僕たちはふたりとも山田監督のビジョンにある、時を超えたシンプリシティを賞賛し、そこからインスピレーションを得たのです。僕が彼女の映画のために書いた曲が、シンプルな愛と恐れの物語だったのは、この理由からです。人生のつかの間の一瞬でありながら、すべての人生を決めてしまうような瞬間を歌った曲です。それは、時代も場所も超えて心に触れるパーソナルな物語を語る、すべてのヤスミン映画と同じです。決して大声ではなく、ただいつも僕たちの良き人生のように、カラフルで、真実があるのです。

ヤスミンと僕は、日本への想いを共有していました。僕らを豊かにし、刺激してくれる日本への愛です。実際、彼女が10年前に亡くなったときに作ろうとしていた映画は、日本で撮影されることになっていたので、彼女のトリビュートが日本で行われるのは、とてもふさわしいことだと思います。

彼女の死は、僕にとって、友人の死という以上のものでした。彼女は僕にとって、過去の記憶であるとともに、未来への希望 – 世界がこれまで以上に必要としている声 – なのです。

東京で開催されるヤスミン没後10年特集上映に招待いただき、また皆さんにお会いできることを楽しみにしています。彼女の<美しさ>を一緒に祝いましょう。

ピート・テオ

 

*当初発表のオーキッド・アフマドさん(ヤスミン・アフマド監督の妹)は、健康上の理由により残念ながら来日が中止となりました。

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