マレーシアの朝食の定番、カヤトースト。トーストに「カヤ Kaya」とバターをサンドしたものです。カヤとは、ココナツミルクと卵でつくる甘いスプレッドで、パンダンの香りが特徴。作るときは、卵の白身がダマにならないよう、弱火の湯煎でじっくり加熱するのがポイント。ただ、もしダマになったら、ミキサーをまわして滑らかにすれば大丈夫! ちなみにカヤとはマレー語で、富裕、お金もちという意味で、味わいもとってもリッチです。
カヤ/Kaya
■材料 作りやすい分量
卵250g(常温に戻しておく)
砂糖250g
ココナッツミルク400ml
パンダンリーフ15~25枚
※できあがりは500g程度。冷凍可
■作り方
- パンダンジュースを作る。3枚ほど除き、残りのパンダンリーフを約2センチ程度にカット。150mlの水を加えて、ミキサーにかけ、しぼり汁を取る。
- 3枚のパンダンリーフ以外の材料をすべてミキサーへ。なめらかになるまで回す。
- フライパンに水をはり、弱火の湯煎でじっくり火をとおす(下記写真)。温度は75℃前後に保つように。ダマにならないようかき混ぜ続けること。この分量で湯煎は45分程度で、だんだん固まってくる。
- 完成! ミキサーにかければ、なめらかな形状になるし、このもこっとした感じも手作りの良さ。お好みで。
教えてくれた人
チャーシェフ
profile
マレーアジアンクイジーン、マレーカンポンコピティアム店主
「おばあちゃんがよく作ってくれました。白身を使わず、卵黄だけで作る贅沢カヤでしたよ」
Special thanks イラスト/生田目まゆみ Mayumi Namatame