インドの食文化の影響を受けているマレーシアは、カレーの種類が驚くほど豊富。そのなかでチキンカレーは、辛さひかえめでまろやかなコクがあり、現地では子供から大人まで万人に愛さている味です。ポイントになる材料は、カレー粉とココナッツミルク。カレー粉からつくるので、スパイスの香りが豊かです。
チキンカレー/Chicken Curry
■材料(4人分)
・サラダ油…70cc
・クミンシード…小さじ1/2
・カレーリーフ…1枝 (なくても可)
・八角…2個
・生姜…ひとかけ(20g程度)
・にんにく…2片
・玉ねぎ…大1個
【A】・カレー粉(*)…大さじ2.5
【A】・パプリカパウダー…大さじ2
【A】・粉唐辛子…小さじ1(なくても可)
・鶏肉…400g
・じゃがいも…中2個
・オクラ…お好み(1パック)
・ココナッツミルク…300ml
・水…200cc
・しょうゆ…大さじ2
・塩…小さじ1
・砂糖…小さじ1
(*)カレー粉はエスビー赤缶、またはマレーシア産のAdabi(日本で購入可)ブランドのカレー粉がおすすめ。それ以外であれば、八角とシナモンの入ったカレー粉を選びましょう。ホール状の八角とシナモンスティックを別に加えてもOKです。また、異なるメーカーのカレー粉を2種ブレンドするのもおすすめ。入っているスパイスの種類はメーカーによって異なるので、ブレンドすることでスパイスの香りに広がりがでます。
■作り方
- 玉ねぎは1/2個をスライス、1/2個を大きめのくし切りにする。
- 鍋に油を入れて火にかけ、ほんのり温かくなったらクミンシードとカレーリーフを入れる。
- 香りが出たら、みじん切りにした生姜とにんにくを軽く炒めて、スライスした玉ねぎを入れ、よく炒める。
4.くし切りにした玉ねぎ、【A】のスパイスを入れて、表面に油が浮くまで弱火でじっくり熱を加える。
5.鶏肉を投入し、スパイスをからめる。ここも弱火。
6.ココナッツミルク、水、塩、砂糖、しょうゆ、じゃがいも、中火にして煮込む。ちなみに、しょうゆは、レシピを教えてくれたペナン島出身のシェフ、アスリさんの隠し味(お母さんのレシピ、とのこと)。
教えてくれた人
アスリシェフ
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マレーシア料理の達人
「ペナンでは醤油のことを“頭油=トーユ”と呼びます。日本の発音によく似てますね」
Special thanks イラスト/生田目まゆみ Mayumi Namatame