ペナンで人気のハーブライスこと「ナシウラム Nasi Ulam」。ナシはご飯、ウラムとはハーブ全般をさすマレー語です。ターメリックで黄色にし、爽やかなハーブの風味が口いっぱいに広がる混ぜごはん。そのまま食べてもいいですし、やさしい味なので、おかずに合わせて食べてもGood。今回紹介するレシピは、ペナン在のタリナさんに習ったものを日本で簡単にできるようにアレンジした、いわば“ナシウラム風”。フレッシュな香りが好きな方はぜひお試しください。
※マレーシア現地で食べてみたい方は、ペナンのニョニャ料理レストランで食べられます。
ナシウラム/Nasi Ulam
■材料(2人前)
日本米 or タイ米 1合
A
ターメリックパウダー 小さじ1
玉ねぎ 50g
しょうが 10g
塩鮭 1尾 …焼いて細かくほぐす
干し海老 大さじ2
ブラチャン* 小さじ2
ココナッツパウダー 大さじ2
レモングラス 1本
こぶみかんの葉 8枚
大葉 8枚 白胡椒 お好み
*タイのカピで代用可
■作り方
- Aをブレンダーで細かくする。干し海老を水で戻し、乾煎りで水分をとばし石うす(orすり鉢)で細かくつぶす。
- ブラチャンを乾煎りし(orトースターで焼く)水分をとばし、つぶして粉状にする。
- ココナッツパウダーを乾煎り(半分ほど茶色に)。石うすでしっとりなるまでつぶす。
- レモングラス、こぶみかんの葉、大葉を極細にカット。
- 炊いたご飯を室温にし、パラっとさせておく。
- 食材を手で混ぜていく。上からパラパラ落とすようご飯をつぶさないように、やさしく混ぜる。最初に1でご飯全体をイエローの色にする。次に2、3、4、白胡椒で味をつけたら味見。塩分はしっかりめにつける。
- 4のハーブを混ぜてできあがり。
- ※ミョウガやバジルなど好きなハーブを入れてOK。
- ※塩分はブラチャン(カピ)で調整するのが現地流。
教えてくれた人
タリナさん(左)
ペナン在住、BSの料理番組出演やペナンのスパイスガーデンで料理講師など多方面で活躍
「ナシウラムは、子供の頃のハレの日の料理でした。食材が多く、ひとつひとつ丁寧に下ごしらえをしていくので、とても時間がかかるのです。ココナッツフレークを煎って、石臼でつぶして香りと油分を出す、そうすることでご飯との相性がよくなります。こういうStep by Stepがニョニャ料理の真髄です」(タリナ)
Special thanks イラスト/生田目まゆみ Mayumi Namatame