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ジャンナの ごはん日記 Jannah’s Food Diary In Malaysia [WAU No.31]

20年間暮らした日本を離れ、故郷マレーシアでの生活を昨年スタートさせたジャンナさん。平日は、夜明け前に子どもを学校に送り出し、1日中在宅勤務と大忙し。そんな毎日でも食事タイムはやってくる!1月末の7日間、ジャンナ家のリアルなごはんレポートです。(写真:マラッカ川沿いを歩くジャンナさん家族)


25 Jan 2022 Selasa / 火曜
マレーシア味のグラノーラで1日をスタート

 朝5時半に子どもを起こす。グラノーラで軽くお腹を満たしたら、お祈り(01)をして、子どもたちはスクールバスで学校へ。持たせたお弁当(02)は、カレー味のそぼろ肉とチーズ入りピタサンド。チーズは100%植物由来で、味はチェダーチーズ似。意外かもしれないけど、マレーシアはベジタリアン向けの食品が豊富にそろっているの。昼食は、母が作ってくれた鶏団子スープかけご飯。夕飯はビーツ入りでピンクのトルティーヤサンドとココナッツウォーター。

01:ジャンナさんの家庭はイスラム教徒で、夜明け前に礼拝を行う。02:マレーシアの学校は2部制で、午前の部は朝7時半ごろに授業開始。子どもたちは朝が早いため家で朝食をあまり摂らず、学校の休み時間(だいたい9時頃)にお弁当や軽食を食べる習慣がある。


26 Jan 2022 Rabu / 水曜
「チンチャロ」で味もテンションもアップ

 息子ファティル(8歳)のリクエストで、お弁当にチョコ味のパンケーキ。グルテンフリーのミックス粉で作ったもの。昼食は、揚げたテンペに、ホウレン草のココナッツミルク煮をご飯にかけて。中央の赤いのは、小海老を乳酸発酵させた「チンチャロ」の辛いタイプ。私の故郷マラッカの食卓には必須の調味料で、辛・塩・酸・旨といろんな味が口に広がるの。夜はチキンソーセージのホットドッグ。夕飯はいつも軽めで、21時に就寝。


27 Jan 2022 Khamis/木曜
昨晩のソーセージを様々な料理に活用

 朝はお気に入りのパンダン(*03)風味のトースト。甘い香りがやみつきで、日本で販売したら絶対に流行ると思うよ。お弁当には、昨晩のキノコスープであえたマカロニ、カシスジャムのロールサンド。昼食は、これまた昨晩のソーセージでナシゴレン。味つけは、大豆由来の甘い醤油「ケチャップマニス」、塩、胡椒で。夕飯は、テンペや庭で摘んだタロイモの葉にピーナッツソースをかけた野菜サラダ。炭水化物を抜いたので痩せるかな。

*03:タコノキ科のハーブ。炊き立てご飯のような甘い香りが特徴で、アジア料理全般に使われている


28 Jan 2022 Jumaat/金曜
チキンサテーで初給料日のお祝い

 昼食は「クイティオ・ゴレン」。クイティオとは幅広の米麺で、スーパーで購入した生麺を炒め(ゴレン)て。辛くしたいときはタバスコをかけるのがジャンナ流。一般的なのはサンバルだけど、父がタバスコ好きでその影響。おやつに「リソルス」とクッキーも食べちゃった。今日は初めての給料日(*04)なので、夕飯はチキンサテーを買って姉の家へ。この店のサテーはスパイスの香りが強めで赤色なのが特徴。炭火焼で香ばしい!

*04:マレーシアでは、初給料日に食事をご馳走する習慣がある。


29 Jan 2022 Sabtu/土曜 
「タコベル」に寄って親戚の結婚式へ

 週末なので、姉が作ったマトンシチューでゆっくりブランチ。家の隣が羊の食肉加工店で、一般に販売できない羊の首部分をわけてもらったみたい。昼食は「タコベル」のタコス。昨年店がオープンして、子どもたちが大好きなの。そのあと、ティガ・ププ(親同士がはとこ)の披露宴に。今はコロナ禍で人数制限をしているので、1時間で出席者は交代。おいしい料理をたくさん食べたけど、慌ただしくて撮影するのを忘れちゃった!


30 Jan 2022 Ahad/日曜
マクドナルドでフィッシュバーガー

 近くのママッ(05)で「ロティチャナイ」「ナシレマッ」「テタレ」といった定番のマレーシア料理を電話注文し、持ち帰って家で食べた。この日はマラッカの実家に帰省。というのも、中国正月で明日から連休なの。やったー! 昼食は帰路途中に立ち寄ったマクドナルド。おもしろいのが、マレーシアではハンバーガーを食べられる(06)のに、日本にいたときの習慣なのか、子どもたちはいつもフィッシュバーガーを選ぶのよね。

05:マレーシア料理が多種そろう食堂のこと。インド系ムスリムが料理人のことが多く、彼らの呼称であるママッと呼ぶ。06:イスラム教徒はハラル(ハラール)という食のルールを順守する。マレーシアのマクドナルドはハラル認定なので、すべてのメニューが食べられる。なお、ハラルはおもに肉に関わるルールなので、日本のマクドナルドでミート系は食べられないがフィッシュバーガーは問題ない。


31 Jan 2022 Isnin/月曜
母のクラブはやっぱり最高!

 朝食は「ロティ・テロール」。玉ねぎ入りの溶き卵に食パンを浸して、フライパンで焼いたもの。庭で収穫したグアバとともに。昼食は、もやしと貝の「クラブ」に鶏スープご飯。母の手作りでおいしかった! 夕飯は、甥っ子と一緒にレストランへ。ここは西洋とローカル料理のフュージョンスタイルが人気。たとえば、スパイスの香りを効かせたトマトソース「マサメラ」味のパスタなど、見た目の印象と食べた味が違うのがユニークなのよね。


ジャンナさんの 買い物事情

■週に2回スーパーで買い物
クアラルンプールで人気のスーパー「ジャヤ・グローサー」や「ビレッジ・グローサー」。地元の生鮮食品から輸入食品まで、充実の品ぞろえ。野菜や果物は量り売りで販売。

Info コロナ禍の現在は、入店時にアプリでのチェックインが必要

■店主に直接、食料を届けてもらう
コロナ禍で発展したのが食材や料理の宅配。Uber Eatsだけでなく、個人店なら直接メッセンジャーでやり取りし届けてくれる。支払いは物品受取時や後日ネットバンキング。

Info  ジャンナさんが利用している魚店  「Barang Segar Addini」
Tel/WhatsApp (+60)13-388-4421 (日本語少しOK)

■オンライン・ショッピングを活用
サンバルなど保存の効く調味料はオンラインで入手。スーパーは大手の商品しか購入できないが、オンラインではレアなご当地ものや個人のサンバルも購入できる。

Info Shopee https://shopee.com.my/

■宅配用で人気に火が付いた「ムオ・ラ」
店主の故郷の料理「ミールブス」「ジョホールラクサ」が人気の店。もともとはフードコート内の店だったが、コロナ禍で宅配中心に。Instagramでの“映える”写真で人気に。

Info Muo. Le https://www.muole.my/


ジャンナさんが注目する料理係ブロガー

インフルエンサーのSNSを日々チェック!

@khairulaming
マレーシアで人気No.1、Instagramフォロワー数329万人のKhairulさん。手軽に作れるレシピをマレー語で紹介。しずる感たっぷりの映像は、見るだけでも楽しい。


@anis_nabilah
セレブシェフのAnisさんが、伝統料理からパスタまで様々なジャンルのレシピを英語で発信。盛り付けのセンスもよく、パーティー向きの料理が多い。


Resepi Che Nom
https://resepichenom.com/
マレー語のレシピサイト。テキストと動画の2つで発信され、食材別にカテゴリーされている。「どのレシピも簡単でおいしくできる」とジャンナさん絶賛。


取材・文/古川 音 Oto Furukawa
写真提供・取材協力/Noor Jannah Usman
誌面デザイン(WAU本誌)/Keiko Murate 

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