ツーリズム

マレーシア旅の醍醐味とは。短期留学と映えスポット

マレーシア専門の旅行会社「エムアールシージャパン」。ダイビング、海外ウェディング、長期滞在用視察ツアー、学生向け留学プログラムなど、さまざまな旅をサポート。現地を知り尽くした代表の瀧井さんに、マレーシアならではの旅の魅力を教えてもらいました。


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Travel Agency ::: Malaysia Resort Club Japan
旅行会社:(株)エムアールシージャパン


国際感覚が身につくマレーシア留学

「エムアールシージャパン」が創業したのは40年も前のこと。今でこそ専門性のある旅行会社はめずらしくありませんが、当時はかなり貴重な存在。「前身は、マハティール元首相の息子さんが、マレーシアへのダイビングツアー普及のために立ち上げた旅行会社です。それから今日までマレーシアに特化して事業を継続。小舟でいく島、ジャングル体験、最近は留学プログラムなど、個人手配が難しい旅のサポートをしています」(エムアールシージャパン代表・瀧井龍馬さん)。

長年にわたり、マレーシア専門会社として培った現地グランドオペレーターとの信頼関係。加えて最近ではマレーシア専門家との人脈も広がり、旅の手配だけでなく、お客さんのリクエストをトータルでコーディネートするような仕事も増えている、とのこと。

「たとえば、現地をよく知るウェディングプランナーやダイビングツアー会社と連携し、日本ではまだあまり知られていないオススメのスポットを組みこんだツアーを提案。小さな会社なので、大手では扱えない個人のリクエストにも対応できるのが当社の強みです」と瀧井さん。

そんな瀧井さんが今、一番力を入れているのが留学プログラム。専門の機関とコラボし、小学生から大学生までの多くの日本人をマレーシアへ送り出しています。

ペナンで行った親子スタディツアー(2019年開催)。1週間ほどの日程には、フリースクールでの英語レッスン、インターナショナルスクールの視察、多様な民族の子どもたちとの交流が組み込まれ、国際感覚を肌で感じる旅になった。©BEYOND MALAYSIA(GO BEYOND(M) Sdn. Bhd.)、wonderLife LLP

瀧井さんによると、近年マレーシアは、英語学習のための留学先として注目を集めており、学童保育や大学の国際プログラム、また親子での留学体験を希望する人が増えている、とのこと。

「これからの子どもたちの活躍の場は、日本だけでなく、世界各地にあると思います。そのためには英語力が必須。英語を話せるようになる、というのはハードルが高いように感じますが、アジアに目を向けると、それほど難しいことではありません。彼らは私たちと同じで英語のネイティブではありませんが、英語を言語としてちゃんと使いこなしています。なぜなら、文法や発音の正しさよりも、英語を使って気持ちを伝える、ということを重視しているから。そこには、母語が異なる人同士でも気持ちを通じあえる、という楽しさがあります。私も英語は得意ではありませんが、マレーシア人と英語で話し、彼らと気持ちが通じあうのがうれしくて、もっと英語を勉強したくります。このような言語の本質を体感できるのがマレーシアという国。海外に飛び立つ第一歩をマレーシアで踏み出してほしいです」。

マレーシアUTAR大学で10日間を過ごす短期留学プログラム(2019年開催)は、持続可能な観光を商品化したツアーに贈られる<サステナブル・ツアー賞>を授賞

 また、マレーシア側でも留学生の受け入れに力を入れており、多種の教育プログラムを提供。プログラムのサポート役である学生ボランティアも数が多いのだそう。「カナダやオーストラリアなどに比べると、約半分の費用で滞在が可能ですし、治安も問題ありません。そしてもうひとつ、マレーシアは食事がおいしいので、滞在中何も食べられなかった、という心配がありません。多様な民族が暮らすマレーシアは、食事がバラエティに富んでいて、日本人が食べ慣れている中国料理もありますよ」

クアラ・セランゴールにある観光スポット「スカイミラー」。フォトジェニックな写真を撮るにはコツがあり、専属のスタッフに依頼するのが安心

人気の観光地はスカイミラー

ここ数年で人気が高まっているのが、クアラルンプール近郊の観光地スカイミラー。毎月、満月と新月近くに砂浜が現れ、まるでボリビアのウユニ塩湖のように水面が鏡のように映ってみえます。

「できるだけカラフルな洋服を着たほうが写真映えしますよ。またツアーでは傘や文字プレートなどの小物もご用意。アイデア豊かな写真で思い出を作って下さい」。

→ ツアー詳細はこちら。

新しい時代の旅行会社の活用法

ホテル予約や交通機関のチケット手配までネットで簡単にできるようになった現代。旅行会社を介さずに旅をする人が多くなるなかで「旅行会社をパートナーと思って活用して欲しい」と瀧井さん。

「たとえば、フライトチケットの時間変更、乗り遅れたときの再手配。万が一、旅先で盗難にあったときなど、トラブルが起こったときに頼れるのが旅行会社です。最近はコロナ禍対応の情報など、そんなときに旅行会社を気軽に利用してもらえたら、と思います」。

さらに新しい取り組みとして、訪日マレーシア人へのサービスもすすめているそうで、東京・御徒町に民泊施設「龍馬ザ・タワー RYUMA THE TOWER」を完備。「東京の下町文化を体験してもらえるように、浅草の人力車とのコラボやかっぱ橋をめぐるツアーを企画しています」と語ってくれました。

Profile  
瀧井龍馬さん(右) Ryuma Takii 

エムアールシージャパン代表取締役。旅行の専門学校を卒業し、一般旅行会社に入社後、マレーシア専門という特徴に惹かれて現会社へ。「旅行業界にとどまらず、多くの仲間と力を合わせることで、業界自体も無限に成長していく」というのがモットー。現在は、東京・御徒町での民泊施設の運営、マレーシア現地のパートナーである旅行会社ウェンディ―ツアーが運営するキッチンカー「ウェンディ―・キッチン Wendy Kitchen」のサポート、国内旅など幅広い分野を手がけ、業界の活性化をのぞんでいる。

エムアールシージャパン Malaysia Resort Club Japan


■エムアールシージャパン Malaysia Resort Club Japan

■龍馬ザ・タワー RYUMA THE TOWER

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