01 アバンが働く市場
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02 ふたりが出会った場所
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03 ラストのシーン
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映画『Brother 富都(プドゥ)のふたり』、現在、ヒューマントラストシネマ有楽町、テアトル梅田他にて全国順次公開中。ぜひご覧ください。
公式ページ https://www.reallylikefilms.com/brother-pudu
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『Brother 富都(プドゥ)のふたり』多民族社会の多様な人間模様と愛情のかたち
映画の舞台になっている「プドゥPudu」を紹介します。クアラルンプール中心部からほど近い距離にありながら、昔ながらの町並みが残るエリアです。
プドゥは、クアラルンプール(KL)の中心地「KLCC」や「ブキビンタン」からみて、南側に位置します。映画で対照的に描かれていたように、高層ビルが立ち並ぶ発展著しい都心とは異なり、そこに暮らしている人々のふだんの生活がある場所です。
具体的な距離でいえば、主人公の兄アバンが働いていたプドゥ市場まで、ブキビンタンから車で15分程度(アプリでよべるGrabタクシーの利用をおすすめ)。ちなみにGoogle Mapでみると、ショッピングパーク「ららぽーと」から市場まで、歩いて30分ぐらいと表示されますが、マレーシアは車社会で歩くのはあまり適していません。とくにプドゥのような観光地でないエリアは、歩道がない、人は大通りを渡れないなど道路構造が車に合わせたものになっています。映画のアバンとアディも、徒歩ではなくバイクで移動していましたよね。
それではロケ地巡りスタート。
映画『Brother 富都(プドゥ)のふたり』の大ファンで、日本公開前にクアラルンプールの映画館で5回鑑賞したというYさん協力のもと紹介します。
プドゥ市場
1957年に建てられた歴史ある市場で、クアラルンプール最大規模といわれます。肉、魚、野菜などの生鮮食材から、菓子や乾物まであらゆるものを販売。このような市場はマレーシア各地にあり、スーパーよりもモノが新鮮で値段が安いとして地元の人に人気です。
◆映画のココをチェック◆
遠くに映る青と白のビル、IKEAの看板が目印。アディが羊肉を背負い、アバンとバイクで二人乗りをするシーン、アバンがミャンマーの子とデートで歩いた金魚通りなど、多くのシーンがプドゥ市場周辺で撮影されているようです。
プドゥ駅を中心にプドゥ市場の反対側
木の根元に祠のある大きな木は、プドゥ地区の住宅街に印象的な姿でたたずんでいます。近くにバクテー(豚肉の漢方スープ)店「十美」があるようですが、まさに地元の人が暮らすエリア。
◆映画のココをチェック◆
ふたりの出会いは木の神の導きということなのか、木のたもとで泣いているアディのもとにゆで卵を食べながらアバンがやってきます。
ワンタンミー店「Toong Kwoon Chye」
三代目が受け継ぐ伝統のローカル麺料理店。麺、ワンタン、チャーシューまで全部店で手作り。繁華街ブキビンタン通りの端にあり(プドゥ通り近く)、観光客でも行きやすい場所。ワンタンミードライ、チャーシューと椎茸入りがおすすめ。
◆映画のココをチェック◆
重要なシーンで登場します。ちなみに、ジン・オング監督とジャック・タンさんにお会いした時「あの店に行ったことがあります」と伝えると「有名だものね」とにっこり。
映画『Brother 富都(プドゥ)のふたり』、現在、ヒューマントラストシネマ有楽町、テアトル梅田他にて全国順次公開中。ぜひご覧ください。
公式ページ https://www.reallylikefilms.com/brother-pudu
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